テンションメータ校正器を自作してみた
ちょっと前にPWT スポークテンションメータSTM01を購入しました。
換算表がついているのですが、どうも自分のホイールのテンション値を測定すると
感覚にあいません(100-120kgfくらいで張ってあるはずなのに・・)。
スポークのメーカによっても材質は違うし・・
そこで、手組みホイールファンさんのHPを
参考に自作 校正器を作成しました。
【完成図】
フリーの2次元CAD JWCAD
でお絵かきしながら部品を選定していきます。
【部品収集】
設計でチョイスした部品をAmazonやDCMカーマをふらつき、
部品をかき集めました。総額5,514円なり。
これ以外にも家の工具箱に入っていたM3ナットとM4ワッシャを1つずつ使用した。
【使ってみた】
私の長年愛用していたホイール ALX473EVOのスポークは・・・
ピ ラー社製の超軽量スポーク psr xtra1420
先日ニップルの一つが中途半端に破断してスポークが外せなくなったので、
泣く泣くニッパーでスポークを切断し1本分を廃却した。
残りの23本のスポークをバラして、内、一番傷ついている1本を試験片として
選んで実験した。
ニップルレンチで、根本のニップルをくるくる回して徐々に荷重をアップ。
50Kgf,70Kgf,90Kgf,110Kgfの4水準で、PWTのテンションメータで
読み値を控える。そして、EXCELでプロットし指数関数の近似曲線を追加すれば、
換算式のできあがり。
この式を使用すれば、読み値→実際の張力[kgf]へ換算ができるということ。
テンション50kgfはゆるすぎ、大体100〜120kgfで実際にはテンション調整する。
【CNエアロスポークが計れない!】
私が持っているCSC中華カーボンホイールにはCNスポークの
mac aero
494が使用されている。スポークヘッドより寸胴部の平べったい部位が
w=3.0mmもあり、通過出来ない または 通過出来る穴にするとヘッドが
引っかからない。しばらく悩んでいたがハブの穴をみると・・あああ!
ということで・・・急ぎダイソーに走り、100円でSUSプレートを買ってきた。
そして、バイス代わりに上記で作ったジグの金具に挟み、ドリルでφ2.5の穴開け!
グッド!!!!。
これで中華ホイールのテンション校正値も計れた。